出木杉「兄さん、敵がもう来てしまったね。」
天才「ここはこの大和の性能を試すのはどうだ?」
出木杉「いや、これでは信濃の二の舞になってしまうよ。
まさか鉄面党のロボットがここまで強いとは思わなかったからね。
兄さんも設計をしたからわかるとは思うけど、
超兵器は兵器の完成度が100%でなおかつその器の完成度も100%でないと力を発揮できないことはわかっているよね。」
天才「そうだな、私とおまえは完成度が低くとも十分に戦えると思っていたからな……。
しかし、現実は厳しかった。完成度が最も低い信濃は大破してしまった。」
出木杉「しかもそのときの完成度は15%、この大和でさえ40%、大鳳においては20%。
兄さんが言ったとおり信濃は大破してしまったので完成度がおそらく5%まで下がってしまっただろう。」
天才「もし、ここであのロボットとこの艦が戦うと今度は撃沈されるかもしれないだろう……。」
ここでひとときの静寂が訪れる。
ヴァルガ=ゼブナルクがこの兄弟を探している声以外は何も音はしない。
そして、この静寂を破ったのは出木杉であった。
出木杉「兄さん、僕がジニアスマンとなって奴と戦うよ。
もしここで切り札といえる超兵器を失えばこの後の戦いに支障が出るからね。」
出木杉はこの言葉を放つと共に目に何か熱い物が燃え上がった。
天才「英才、本気か? やめておけ、相手はあの信濃を大破させた組織のロボットだぞ!
いくらおまえでも……。」
だが、出木杉の考えは変わらなかった。
出木杉「兄さん、僕があいつと戦わずして誰が戦うんだい?
僕にはあいつからこの部隊を守るという使命がある気がするんだ。
だから、行かせてよ。 絶対に勝って戻ってくるから。」
天才「そうか……、なら頼む、英才!」
このときの天才の声には弟を応援する気持ちと不安な気持ちがあったという。
ヴァルガ=ゼブナルク「くそう!奴らは何処だ!くそう!」
ヴァルガ=ゼブナルクは何処を見回しても見つからないことにかなりいらだっている様だ。
しかし、彼の待望の相手の一人はすぐに現れることになる。
出木杉「待たせたな!ヴァルガ=ベドナルクだったけ?」
登場シーン台無し
ヴァルガ「違ーう!俺の名前はヴァルガ=ゼブナルクだ!よーく覚えとけ!」
どうやら、彼にとって名前を間違えられることはかなりの屈辱らしい。
コックピットの中で拳を壁に打ち付けている。
出木杉「まあいい。僕と勝負だ!」
ヴァルガ「勝負?おまえが?このロボット相手に?
ク、クフフッ クハハハハハハハハッ おまえ正気か?
この鉄面党のロボット相手に自分一人で?
ハハハハハッ なめられたものだ。
おまえじゃ絶対にかなわないさ。 ほら、時間をやるからとっとおまえらの超兵器とやらをだしな。
さっきのことはエマニエルから全部聞いてんだ。完全に破壊してやるぜ!
ゲハハハハッ!」
ここまで性格が酷い物なのだろうか……
出木杉「もう一度言う。君の相手は僕だ。 超兵器は使わない。」
出木杉は凛とした顔で言う。
ヴァルガ「おい、なめるなよ!ただの人間が戯言を言うな!
ふざけるのもたいがいにしておけ!俺は怒りやすいんだ!」
出木杉「ふざける? 僕はふざけてなんかいない。本気だよ。」
ここでヴァルガの怒りは頂点に達する。
ヴァルガ「人間ごときが、人間ごときが生意気な!
いいだろう、貴様の望み通り相手をしてやろう!
ただし、すぐに殺してやる!せいぜいあの世で後悔しな!
レッドカラミティィィィィィ、奴に裁きを!」
そして、ロボットは動き出す。
出木杉「ふふふ、その気になってくれたか。ならば僕も本気でいこう!
ジニアス、チェーンジ!」
出木杉の体を光が包み、次の瞬間にはジニアスマンへとなっていた。
ヴァルガ「ほう、姿を変えたか。だが、レッドカラミティの敵ではない!
奴を潰せ!」
操縦者の声に答えるかのごとく、レッドカラミティと呼ばれたロボットはジニアスマンにその足を振り下ろす。
グシャアッ
ヴァルガ「ククク、やっぱりなあ!やっぱり人間じゃあかなわねえよなあ。
本気をだしちまった自分が恥ずかしいぜ!
ガーハッハッハ!」
しかし、彼はその後信じられない光景を目にすることになる。
ジニアスマン「効かないね、こんなのじゃかすり傷一つ負わないよ。
次は僕の番だ。」
そう、ジニアスマンが足を持ち上げ平然と出てきたからだ。
そして、重いパンチがレッドカラミティの腹部に突き刺さる。
グシャアアアアアアアアアン
レッドカラミティの腹部が爆発する。しかし、再生能力ですぐさま回復する。
しかし、このパンチがヴァルガに与えた影響は大きかった。
ヴァルガ「(何だコイツは?化け物か?だが、こっちには再生能力がある。)ハハハハハ!
ダメージを負わせた様だが無駄だなあ!こっちには再生能力があるんだ!」
動揺を見せぬかのごとく叫ぶヴァルガ。
しかし、ジニアスマンは気にした様子もなく、
ジニアスマン「知ってるよ、そのくらい。だから今から再生より速く攻撃をするんだ。」
ビュッ
言葉を言い終えるとジニアスマンはロボットが気づくことのできない速さで近づき、
まるで千手観音の様な高速の拳をレッドカラミティに叩き込んでゆく。
その回復よりも速い速度で。
ヴァルガ「馬鹿な!こんな事があるなんて!これは鉄面党幹部のロボットだぞ!
こんな事があっていいはずがない!馬鹿な!」
信じられない状況に喚き始めている。彼にはとても耐えられないだろう。
さらに彼に追い打ちをかける通信が入った。
英長「ヴァルガ=ゼブナルク、苦戦している様だな。
命令は破棄する。今すぐ本部へ帰ってこい!反論はゆるさん!」
ヴァルガ「畜生!作戦失敗かよ!レッドカラミティ、そいつを引き離せ。」
レッドカラミティは苦戦しながらも何とかジニアスマンを投げ飛ばす。
ジニアスマン「くっ だが、まだまだぁっ!」
ヴァルガ「残念だ。私は帰らなければならない。アディオス、出木杉英才。
今度は絶対に殺す!」
そう言うと、レッドカラミティは背中についているロケットから勢いよく火を噴き出し、空の彼方へ飛んでいった。
ジニアスマン「逃がしたか、でも一定の戦果は上げた。」
場面変わって、ここは大鳳の司令室。
ジャイアン「おい、出木杉かのび太達から何か通信は入ってないか?」
いかにも暇そうに言う。
なぜなら、鉄面党はこの空母型超兵器を「でかいだけの空母だ」と軽くあしらい、相手をしていないのだ。
ドラミ「入ったわよ、信濃からよ、ええと
『我、敵ロボットト対決シ大破 合流地点ニテ待ツ』
って書いてあるわ。
あっ、大和からも来てる。
『我、敵ロボットト交戦、出木杉英才司令官ノ活躍ニヨリ被害ナシ 敵ロボットハ逃走 我、コレヨリ合流地点ヘムカウ』
だって。私たちはどうする?」
ジャイアン「決まってんじゃねえか、俺たちも向かうぞ。
両艦に打電、『我コレヨリ合流地点ヘムカウ 敵ト交戦ナシ』
さあ、行くぜ!」
いつの間にかに大長編特有のいいジャイアンに変わっている。
そして、彼らは集まるのである。
そして、合流地点。
出木杉「で、信濃部隊の被害はどうだったんだい?」
ドラえもん「それが、えと、その、戦艦三隻が大破・巡洋艦一隻が撃破・駆逐艦五隻が撃破、そして信濃が大破。」
出木杉「さすがにそれは酷いや。でも、信濃がやられなかっただけましだよ。
超兵器はかなりの戦力になるけど、その分何かと危険だからね。」
出木杉は表情をあまり変えないでしゃべっている。
実際に敵のロボットと肉弾戦を演じたのは彼だけだからか敵の力もよくわかっているのでそうなのかもしれない。
出木杉「もうそろそろタイムパトロールがここに来る時間なんでしょ?」
ドラえもん「うん、そうだよ。でも、少し遅いなあ。」
そのとき、空に大きな黒い穴があきタイムパトロールのあの独特のタイムマリンが現れた。
これも確かに大きいが、この艦隊の戦艦などがあると不思議と小さく見えてしまう。
しかし、タイムマリンは大鳳の飛行甲板にゆっくりと着陸すると、
そこからタイムパトロールの長官らしき人物が降り立った。
長官「でかいなあ、この空母。タイムマリンがオモチャに見えてしまうよ……。」
やはり、この大きさは異例のようであり、かなり驚いている様子だ。
しかも、着艦したのが中央艦橋構造部からかなり離れたところのためかなり遠くに見える。
しかし、このお偉方を疲れさせてはいけないということでドラえもん達はタイムマリンの着艦場所まで、
ベンツで迎えに行った。
ドラえもん「長官、お乗り下さい。(ったく、こんなところに着艦しやがって!クソが!)」
( )の中身を言っていたら今頃ドラえもんはスクラップだろう。
長官を載せたベンツは中央艦橋構造部へ向かって行く。
ここでも、長官は度肝を抜かれた。
その優れた電子設備はもちろんのこと内装やデザイン性などにもだ。
ドラえもん「ささ、長官。我々の会議室へ向かいましょう。」
カッカッカッカッカッカ
長い廊下を歩く音が響く。
ドラえもん「着きました。ここが会議室です。どうぞお入り下さい。」
ウィーン
扉は自動で開く様になっている。
長官「みなさんこんにちは。私はタイムパトロール長官、四龍崎涼太だ。
今回の鉄面党による宣戦布告であなた方、バイオハザードZを打ち倒したあなた方に協力していただけることを誠に誇りに思っている。」
入るなり急に用件を言い出す。それほど事態は深刻なのだろう。
出木杉「お着き下さい。」
四龍崎「遠慮なく。」
彼の印象と言えば若いことだろう。そして、何らかの威圧感を持っている。
しかし、この部屋は彼の威圧感さえもかき消してしまう様な部屋だ。
床には高級品と思えるペルシャ絨毯が敷き詰められ、机は品が良く、椅子も一目で高級品とわかるものだ。
その中でも特に目立つ物が一つの壁を使った巨大な絵であろう。
その絵にはこの大鳳が描かれている。
出木杉「いきなりですが、本題に入らせていただきます。
彼らは第一目標は何処と言ってきましたか?」
緊張した声で言う。
四龍崎「奴らは、練馬を第一目標と声明を出した。」
対する四龍崎は冷静な声で答える。
出木杉「そうですか……、僕等のやる気を一気に奪う作戦でしょうか?」
四龍崎「そうしかないだろう。」
沈痛な空気になる。
暫くこの空気に部屋は包まれるが、この空気を出木杉が破った。
出木杉「しかし!僕等は負けるわけにはいかない!勝たなければならない!
そのためにもさらに強く協力いたしましょう!」
覇気に満ちた声で一気に言う。
それに乗じたかの様に四龍崎も、
四龍崎「ええ、奴らの自由にはさせられません。こちらからもお願いいたします。」
ガシッ
そう言うと二人は熱い握手をした。
こうして、タイムパトロールと練馬空中機動艦隊は協力するのである。
その頃、鉄面党の本部では英長の演説が行われていた。
英長「諸君、我々は敵の主力兵器に大打撃を与えた。これは諸君らの不断の努力による賜物だ。
しかし、これだけの打撃では我々の目標である「クローン人間の帝國」建造には程遠い。
だが、君たちクローンがもっと頑張ってくれるのならばこの野望をかなえることは不可能ではない。
そして、ここにはヒーローである「エマニエル」がいる。エマニエルの勇気ある行動を君たちは聞いただろう。
この勇気ある行動は彼の日頃の訓練からもたらされたものだ。
と言うことは君たちにも可能なのだ。
さあ、君たち。私と一緒に夢を見ようではないか。永遠に続くクローンの帝國の。」
『ワアアアアアアアアアアアアアアアッ!』
そのヒトラーばりの演説で聴衆(クローン)が沸き立つ。
英長「永遠に続くクローン帝國にジーク・鉄面!」
『ジーク・鉄面 英長万歳!』
そして、鉄面党のクローンの士気はより高まった。
続きます。
大和:超兵器一番艦
スペックは
百二十センチ五十口径二連装砲(完成率:50%)
レールガン(完成率:30%)
波動砲(完成率:15%)
巡航ミサイル発射機(完成率:60%)
対空ミサイルVLS発射機(完成率:100%)
四十ミリCIWS(完成率:100%)
五十一センチ六十口径三連装速射砲(完成率:80%)
雷レーザー(完成率:50%)
以上が兵器スペック。
究極イージスシステム(完成率:100%)
作戦司令室(完成率:100%)
兵員室(完成率:100%)
以上がその他のスペックである。
大鳳:超兵器二番艦
スペックは
四十一センチ二連装速射砲(完成率:75%)
対空ミサイル発射機(完成率:100%)
特殊エレクトロンレーザー(完成率:30%)
特殊対艦ミサイル発射機(完成率:90%)
五十ミリCIWS(完成率:100%)
以上が兵器スペックである。
究極イージスシステム(完成率:100%)
練馬空中機動艦隊総司令部(完成率:70%)
総会議室(完成率:100%)
士官用寝室(完成率:100%)
軍事裁判所(完成率:30%)
以上がその他のスペックです。
これが補足です。
レッドカラミティを勝手に敗北させてしまってすいません。